ここでは、朝マックの基本知識についてまとめています。
マフィン系やグリドル系など、レギュラーの時間帯には販売されていない特別なバーガーを販売している朝マック。
”いったい何時から何時まで営業してるの?”、”なぜ朝マックは実施されているの?”などなど、朝マックの様々な疑問について見ていきましょう。
朝マックは何時から何時まで?
まず朝マックの実施時間は、開店時間~午前10時30分です。
店舗によって開店時間が異なるため、気を付けましょう。
ちなみに、24時間営業の店舗の場合、基本的に朝の5時から「朝マック」が始まります。
また、朝マックは平日に限らず土日でも実施されており、時間帯も変わりません。
朝マックを実施していない店舗
「朝マック」を実施していないマクドナルド店舗も存在します。
お近くのマクドナルド店舗が「朝マック」を実施しているか否かについては、以下のサイトで調べることが出来ます。
朝マックを実施する店舗の基準
朝マックを実施する店舗と実施しない店舗の明確な違いについては、公式で公開されていませんが、商業施設内にある店舗は「朝マック」を実施しない傾向が高いことは事実です。
つまり、スーパーやショッピングセンターのフードコート内にある店舗は、「朝マック」を実施していない可能性が高いということですね。
しかし、どうして商業施設内にある店舗は「朝マック」を実施しない傾向が高いのでしょうか。
もちろんこれには理由があります。
それは、商業施設内にある店舗の営業時間はどうしても商業施設自体の営業時間に左右され、朝マックを準備するコストが朝マックを実施する効果の割に合わないことが多いからです。
いわゆるコストパフォーマンスが悪いという状況ですね。
例えば9時に開店する商業施設内の店舗の場合、「朝マック」はたったの1時間半しか実施できません。
そんな場合だと、”無理して短時間の「朝マック」を実施するよりも、少し早く「通常メニュー」を販売した方がいい”というわけです。
わずか”1時間半”という短い時間のために朝マックの準備をわざわざ整えるのは、経営的に割に合いませんから当然ですね。
つまり、開店時間から10時30分までの時間が短い店舗ほど、「朝マック」を実施しない傾向にあるというわけです。
しかし、商業施設内にある全てのマクドナルド店舗が朝マックを実施していないかと聞かれると、それは確実とは言えません。
実際に「朝マック」を実施しているか否かは、上記した『店舗検索』で調べることをおすすめしておきます。
朝マックのバーガー一覧
単品 | セット | |
ソーセージマフィン | 100円 | 330円 |
ソーセージエッグマフィン | 250円 | 450円 |
エッグマックマフィン | 250円 | 450円 |
チキンエッグマフィン | 290円 | 490円 |
チキンクリスプマフィン | 130円 | 350円 |
メガマフィン | 330円 | 530円 |
マックグリドル ソーセージ | 130円 | 350円 |
マックグリドル ソーセージエッグ | 290円 | 490円 |
マックグリドル ベーコンエッグ | 290円 | 490円 |
ビッグレックファスト | 400円 | 500円 |
ビッグレックファスト デラックス | 600円 | 700円 |
ホットケーキ | 270円 | 470円 |
フィレオフィッシュ | 320円 | 470円 |
朝マックでは、期間限定商品を除いて全13種類の商品が販売されており、野菜を使ったバーガーが極端に少ないという特徴があります。
この理由については、下の「朝マックが始まった理由」という項目で説明していますが、なかなか興味深いですよね。
朝マックとレギュラーの違い
朝マックとレギュラー(昼マック)では、基本的なメニューが異なります。
この項目では、そんな朝マックとレギュラーの違いについて見ていきましょう。
ポテトの有無
朝マックでは『マックフライポテト』は販売されておらず、代わりに『ハッシュポテト』が販売されています。
そして、朝マックで『マックフライポテト』を販売していない理由には、時間帯による来店客人数の差が関係しています。
例えば「レギュラー」の時間帯と「朝マック」の時間帯、どちらのお客さんの方が多いでしょうか。
答えは、もちろん「レギュラー」の時間帯です。
そもそも、レギュラーの営業時間は朝マックの約2倍もありますから当然ですね。
つまり「朝マック」の時間帯は比較的お客さんが少なく、『マックフライポテト』を注文する方も少ないと言えます。
ですが、『マックフライポテト』は一度にたくさんのポテトを揚げるシステムを使っています。
大きな機械で大量のポテトを作っている様子を、カウンター越しに見たことがある方も多いのではないでしょうか。
なので、お客さんが少ない場合、「ポテトを大量に揚げたけど売れない」という状態になります。
せっかく揚げたポテトを無駄にしてしまうのは勿体ないですよね。
しかし、『ハッシュポテト』ならこの問題を解決することが出来ます。
『マックフライポテト』は一度に大量に揚げる必要がある一方で、『ハッシュポテト』は注文ごとに1個ずつ温めて提供することが出来ますからね。
揚げる手間がかからないどころか、無駄も出ないのです。
したがって、お客さんが比較的少ない朝マックでは、『マックフライポテト』の代わりに『ハッシュポテト』を提供するということにつながるんですね。
このほかにも、「お腹にもたれるから朝から揚げ物は避けたい」というお客さんの心理も反映されているでしょう。
マックシェイクの有無
朝マックでは、『マックシェイク』は販売されていません。
どうして「朝マック」で『マックシェイク』は販売されていないんでしょうか。
これには、製造機械のメンテナンスが関係しているとされています。
『マックシェイク』の製造機械は、朝マックの時間帯に消毒殺菌されることが多く、その時は『マックシェイク』を作ることが出来ないのです。
しかし、「24時間営業ではない店舗は、閉店してから機械を消毒すればいいじゃないか」という疑問も当然浮かぶでしょう。
たしかに、24時間営業ではない店舗であれば、深夜に消毒殺菌をすることが出来ます。
ですが、マクドナルドは24時間営業の店舗に合わせ、全店で朝マックの時間帯には『マックシェイク』を販売していません。
これは、多くの店舗を運営するマクドナルドにおいて、できるだけ多くの店舗の仕様を同じにしたいという考えが反映されているのでしょう。
事実、朝マックにて『マックシェイク』を販売している店舗とそうでない店舗があれば、ややこしいですからね。
どうしても朝に『マックシェイク』を注文したいという方も我慢しましょう。
朝マックが始まった理由
そもそも、どうして「朝マック」というサービスが始まったのでしょうか。
この疑問について考えるには、「朝マック」が始まった1985年までさかのぼる必要があります。
1985年当時、マクドナルドの営業時間が「7時~23時」だった頃、具材の搬入は早朝に行われていました。
しかし当時、新しい具材を搬入する直前の時間帯には、前日に搬入された野菜(レタスなど)の鮮度は落ちていたのです。
そこでマクドナルドは、”どうすれば新鮮な野菜を常に提供できるのか”と考えたそうです。
そして試行錯誤を繰り返した結果、野菜の鮮度を保つ問題に対して、レタスなどの生鮮が搬入される時間帯に、野菜を使用しない商品を販売するという解決策を編み出したのです。
つまり、前日搬入された鮮度の落ちた野菜を使用しないメニューを作り上げたということですね。
そして、そのメニューこそが「朝マック」なのです。
朝マックは物流の関係で誕生したサービスなんですね。
現在ではもちろん、物流技術が発達したことで、野菜を長時間新鮮に保てるようになっています。
しかし、朝マックのサービス開始から30年たった今でも、”朝マックでは野菜を使わない商品を提供する”というスタンスはあまり変化していません。
現在の「朝マック」でも、具材に新鮮な野菜を使用しているバーガーは『チキンクリスプマフィン』しかありません。
物流と生鮮保存技術の発達が、「朝マック」を現在のカタチまで変えてきたというわけですね。
「朝マック」には、マクドナルドの長年の試行錯誤の結果とお客さんへの配慮が詰まっていると言えるでしょう。
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