マクドナルドのバーガー商品の中で、朝マックのメニューはカロリーが低いとされています。
しかし、レギュラー商品と比較した場合、本当に朝マックはカロリーが低いのでしょうか。
そんな疑問について徹底分析してみました。
朝マックのバーガー一覧
単品 | セット | |
ソーセージマフィン | 100円 | 330円 |
ソーセージエッグマフィン | 250円 | 450円 |
エッグマックマフィン | 250円 | 450円 |
チキンエッグマフィン | 290円 | 490円 |
チキンクリスプマフィン | 130円 | 350円 |
メガマフィン | 330円 | 530円 |
マックグリドル ソーセージ | 130円 | 350円 |
マックグリドル ソーセージエッグ | 290円 | 490円 |
マックグリドル ベーコンエッグ | 290円 | 490円 |
ビッグレックファスト | 400円 | 500円 |
ビッグレックファスト デラックス | 600円 | 700円 |
ホットケーキ | 270円 | 470円 |
フィレオフィッシュ | 320円 | 470円 |
朝マックでは、期間限定商品を除いて全13種類の商品が販売されており、野菜を使ったバーガーが極端に少ないという特徴があります。
この理由については以下の記事で説明していますが、なかなか興味深いですよね。
そして、これらの朝マックのバーガー商品は、すべて以下の4つの系統に大別することが出来ます。
朝マック商品の分類
朝マックのバーガー4系統
マフィン系:バンズに「イングリッシュマフィン」を使用
マックグリドル系:バンズに「グリドルケーキ」を使用
ブレックファスト系:該当するのは2商品のみ
その他:『ホットケーキ』と『フィレオフィッシュ』の2商品
通常販売の全13種類のバーガーと、全4種類のサイドメニューで成り立っている朝マックですが、バーガー商品は以上の4系統に大別できます。
なんとなくイメージして頂けるでしょうか。
もっと分かりやすく、それぞれの系統に各バーガーを分類してみます。
バーガー分類
マフィン系
- ソーセージマフィン
- ソーセージエッグマフィン
- エッグマックマフィン
- チキンエッグマフィン
- チキンクリスプマフィン
- メガマフィン
マックグリドル系
- マックグリドル ソーセージ
- マックグリドル ベーコンエッグ
- マックグリドル ソーセージエッグ
ブレックファスト系
- ビッグレックファスト
- ビッグレックファスト デラックス
その他
- ホットケーキ
- フィレオフィッシュ
商品名に”マフィン”や”マックグリドル”、”ブレックファスト”など、各系統の名前がついているので分かりやすいですね。
この中でも、マフィン系バーガーとマックグリドル系バーガーは特に人気で、朝マックの2大看板となっています。
それではさっそく、レギュラーと朝マックのバーガーの、平均カロリーを比較してみましょう。
カロリー平均値の比較
バーガーの平均カロリー比較
朝マック:483kcal
昼マック:448kcal
上のカロリーは、朝マックのバーガー商品と昼マックのバーガー商品の平均カロリーとなっています。
予想に反して、明らかに朝マックのバーガーの方が平均カロリーが高いことが分かりますね。
しかし、なぜこれほど朝マックの平均カロリーの方が高くなるのでしょうか。
この理由は、朝マックにカロリーが高いことで有名なブレックファスト系バーガーが含まれていることが関係しています。
ビッグブレックファスト©McDonald’s
ブレックファスト系バーガーは、『ビッグブレックファスト』と『ビッグブレックファスト デラックス』の2商品しかありません。
しかし、どちらも613kcal、918kcalと、カロリーがとても高いバーガーなのです。
この2つのバーガーが、朝マックのバーガー商品の平均カロリーを押し上げているんですね。
では、朝マックの平均カロリーを押し上げているブレックファスト系バーガーを除くと、朝マックの平均カロリーはいくらになるのでしょうか。
ということで、今度はこの「ブレックファスト系」バーガーを除いて、再び平均カロリーを比較してみましょう。
すると、朝マックとレギュラーのバーガー平均カロリーの比較は以下のように変化します。
バーガーの平均カロリー比較(ブレックファスト系除く)
昼マック:448kcal
朝マック:432kcal ↓51kcal
いかがでしょうか。
朝マックは、修正前と比べて、平均カロリーが51kcalも低くなりましたね。
このことから、朝マックのバーガー商品の平均カロリーには、ブレックファスト系バーガーが大きく関係していることが分かって頂けるかと思います。
しかし、平均値だけでなく、中央値も重要です。
次の項目では、中央値でカロリーを比較してみましょう。
カロリー中央値の比較
中央値とは
日常的に使用されている「平均値」と異なり、「中央値」という言葉を耳にする機会はあまりないかもしれません。
簡単に表すと、「中央値」は”データを順番に並べた時に、ちょうど真ん中に来る値”です。
例えば、適当な10個の数字の羅列を元にした「平均値」と「中央値」は以下のようになります。
5、10、20、30、45、80、90、300、540、850
【平均値】197
【中央値】45 (真ん中)
10個の数字のうち、7個は2ケタの数字なのに「平均値は3ケタ」で表されていますよね。
このようにデータのばらつきが大きいときに、「平均値」よりも参考にできるのが「中央値」なのです。
そして、レギュラーのバーガーと朝マックのバーガーのカロリー中央値を比較したものが、以下のデータです。
※「ブレックファスト系」バーガーも含めています。
比較
バーガーのカロリー中央値の比較
昼マック:457kcal
朝マック:420kcal
中央値を見てみると、朝マックのバーガーの方がカロリーが低いことが分かりますね。
そして、以上の結果から、朝マックの方がカロリーが低いバーガーが多いと考えられるのです。
まとめ
今回は、朝マックはカロリーが低いのか否かについて調べてみたわけですが、いかがでしょうか。
結果として、朝マックは昼マックよりも平均カロリーが高いが、比較的、カロリーが低いバーガーが多いということが分かりました。
特に、マフィン系バーガーはカロリーが低い傾向にあります。
しかし、これらの結果を知っても、特にマクドナルドで注文するバーガーを変える必要はないでしょう。
”へ~そうなんだ”という程度で留めておいてください。
ちなみに、朝マックが始まった由来や朝マックで販売されていない商品については、以下の記事に詳しくまとめています。
参考:朝マックの豆知識まとめ