1971年に「日本マクドナルド」1号店がオープンして以来、長い間人々から愛されてつづけている『マックフライポテト』。
絶妙な塩味と長いポテトが特徴的なマクドナルドの定番商品ですが、もっともお得なのは何サイズなのでしょうか。
『マックフライポテト』にまつわる豆知識とともに見ていきましょう。
値段(税込)
マックフライポテト©McDonald’s
Sサイズ:150円
Mサイズ:270円
Lサイズ:320円
『マックフライポテト』の豆知識
じゃがいもの産地はどこ?
『マックフライポテト』には、アメリカで育てられた「じゃがいも」が使われています。
また、収穫から最終加工まですべてアメリカの工場で行われており、その後日本に輸送されたのち各店舗で販売されています。
油は安全?
『マックフライポテト』を揚げるために使用されているのは、牛脂とパーム油のブレンド油(フライオイル)です。
また、このフライオイルは毎日試験紙を使って酸価を判定されており、酸価が一定以上となると交換されるようです。
安全性については問題ありませんね。
『マックフライポテト』の完成まで
https://www.youtube.com/watch?v=C5De6qAMIOc
動画から分かる通り、アメリカ産の「じゃがいも」は収穫されて販売されるまで、下のようなプロセスを通っています。
収穫 ⇒ 洗浄 ⇒ 皮むき ⇒ カット ⇒ 湯通し ⇒ 素揚げ ⇒ 急速冷凍 ⇒ 袋詰め ⇒ アメリカから日本へ輸送 ⇒ フライ(本揚げ) ⇒ 塩をふる ⇒ 完成
『マックフライポテト』独特のあのカリっとした触感は、2度揚げているからこそ実現できるんですね。
もっともお得なサイズは何?
S、M、Lサイズと3種類ある『マックフライポテト』のサイズのうち、もっともお得なのは何サイズなのでしょうか。
1gあたりの価格を比較して考えてみましょう。
まず、各サイズの標準製品重量(公式)は以下のようになっています。
- Sサイズ:74g
- Mサイズ:135g
- Lサイズ:170g
SサイズとMサイズの間に大きな差があることが分かりますね。
そして、ポテト1gあたりの価格を比較するために、各サイズの価格をそれぞれの標準製品重量で割ってみます。
すると、各サイズのポテト1gあたりの価格は以下のようになります。
- Sサイズ:2.03円 /g
- Mサイズ:2.00円 /g
- Lサイズ:1.88円 /g
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いかがでしょうか。
ポテト1gあたりの価格はSサイズがもっとも高く、Lサイズがもっとも低いことが分かります。
つまり、サイズが大きくなるにつれて、ポテト1gあたりの価格は下がるということですね。
以上より、ポテト1gあたりの価格で考えると、Lサイズがもっともお得だと言えるでしょう。
しかし、これは必ずしも『マックフライポテト』はLサイズを買うべきという話ではありません。
そもそも、ポテト1gあたりの価格差はとても小さいですからね。
ポテトの量と比べてもっとも価格が安いのはLサイズですが、その時の食欲や摂取カロリーなども考えて、注文する『マックフライポテト』のサイズを決めましょう。
マクドナルドのポテトは他社より高い?
この項目では、マクドナルドの『マックフライポテト』1gあたりの価格と、日本の大手ファストフード店のポテトを比較してみます。
『マックフライポテト』1gあたりの価格
- Sサイズ:2.03円 /g
- Mサイズ:2.00円 /g
- Lサイズ:1.88円 /g
【ケンタッキー】と比較
『フライドポテト』
©2000-2016 KENTUCKY FRIED CHICKEN JAPAN LTD.
フライドポテトS
- 価格:200円
- 重量:80g
- 1gあたり:2.50円 /g
フライドポテトL
- 価格:300円
- 重量:160g
- 1gあたり:1.88円 /g
ボリューミーなポテトが魅力的なケンタッキーの『フライドポテト』。
マクドナルドのポテトを比較すると、『フライドポテトS』は高く感じてしまいますね。
しかし『フライドポテトL』は、ポテト1gあたりの価格が『マックフライポテトL』と同じになっています。
両社ともにポテトの量も大差ないので、特別マクドナルドのポテトの価格を高いとは言えないでしょう。
【モスバーガー】と比較
フレンチフライポテト
© 2016 MOS FOOD SERVICES, INC.
フレンチフライポテトS
- 価格:220円
- 重量:90.5g
- 1gあたり:2.43円 /g
フレンチフライポテトL
- 価格:300円
- 重量:150.9g
- 1gあたり:1.99円 /g
『マックフライポテト』のカリッとした触感とは異なり、やわらかいモチッとした触感が特徴的な『フレンチフライポテト』。
Sサイズ、Lサイズともにポテト1gあたりの価格は比較的高いですね。
ポテトの量としては、比較的Sサイズは多いが、Lサイズは少ない印象を受けます。
おそらく、『フレンチフライポテトL』は他社と比べてポテトの重量が小さいので、1gあたりの価格が相対的に高くなっているのではないでしょうか。
こちらもマクドナルドのポテトと比較した場合、特別マクドナルドのポテトの価格を高いとは言えないでしょう。
それどころかむしろ、マクドナルドの『マックフライポテト』の方がお得だと言えます。
まとめ
マクドナルドが誇る『マックフライポテト』の製造から販売までの過程や、他社のポテト商品と比べた場合の値段についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
他社と比べた場合でも、『マックフライポテト』は特別値段が高いとは言えないことが分かりますね。
そして、マクドナルドに限らず、もっともお得なポテトのサイズはLサイズだということも分かりました。
どのフードチェーンのポテトも、大量生産によって製造されていますから、これは当然の結果と言えるでしょう。
しかし、上でも述べましたが、これは必ずしも『マックフライポテト』はLサイズを買うべきという話ではありません。
ポテトの量と比べてもっとも価格が安いのはLサイズですが、その時の食欲や摂取カロリーなども考えて、注文する『マックフライポテト』のサイズを決めるように心がけましょう。